伝えたい! ~ 防災の授業で学んだこと

伝えたい! ~ 防災の授業で学んだこと

 高学年児童による 市総合防災訓練(駅前地区)での発表 
10月15日(日)三鷹市総合防災訓練(駅前地区)が第四中学校で開催されました。


5・6年生の有志児童が、三小での「防災学習で学んだ大切なことを伝えたい!」と、会場で発表をしてくれました。


興味を引くように、大事なことがよく伝わるようにと、工夫し充実した内容。原稿も見ないではっきりと自分の言葉で語ります。堂々とした態度に、地域の方々も感心しながら聞き入っていました。

    リハーサル


前日のリハーサルの様子です。この時点では、まだ原稿を手に持っているようですが…。9月30日の運動会が終わってから、わずかな準備時間でぐんぐん力を発揮できるようになる様子に感心しながら、とても嬉しくなりました。

    いよいよ訓練開始宣言


四中生と一緒に開会行事に参加します。いよいよこの後は発表です。
この日、集合時刻の40分前から自主練習をする様子も見られました。四中に行く前に、6年生は「はっきりと大きな声で地域のみなさんに伝わるように話したい」と、相手に対する意識をしっかりもてていて素晴らしいです。5年生は 「4年生で学習した災害用のマンホールトイレ、アルファ米などを紹介したい。三小の防災倉庫には、災害時に備えた物品がたくさんあるので、いざというときにも安心し落ち着いてほしい。」と語れるくらい、伝えたい目的と内容が明確でした。さあ、本番はどうだったでしょうか。

    たくさんの方々が集まって真剣に聞いてくださいました


たくさんの人が集まって発表を聞いてくれました。四中の生徒たちも、真剣に聞いてくれています。先輩、ありがとう。


伝えたい内容に合うからと、自主的に自宅から資料を持って来てくれました。ご家庭でのご協力、ありがとうございます。素晴らしい発表につながりました。

    5年生の発表から

○防災倉庫には、医薬品もある。

○簡易トイレは、車いすでも入れるものもあり、水が流れやすいように工夫されている。

○非常食には、乳幼児用、アレルギー対応のものもある。

○アルファ米は、いろいろな種類がある。4年生の授業では、わかめご飯を食べた。 など

    6年生の発表から

○5年生の授業では、非常持ち出し袋に入れる物について、グループで熟議をした。なぜ必要なのか、様々な意見が出た。

○他のグループの発表を聞いて、考えが広がり家での備えに役立てた。

○一つの物品も一つの使い方だけではなく、多様に使い方を考えることができる。

○アレルギーや硬い物を噛むのが困難な方…いろいろな状況に応じた備えが必要であると考える。 など
集まってくださった皆様から、大きな拍手をいただきました。きっと私たちの思いや考えは、伝わったことでしょう。
災害時に地域の一員として【小学生の私たちにも、できることはある】それを証明してくれました。 

    大成功!



発表後も、展示パネルを見てくださる方々、質問に来られる方々がたくさん。発表は、大成功ですね。
今回の発表は、三鷹市、駅前地区自主防災連合会、三鷹駅周辺住民協議会、三鷹中央学園コミュニティ・スクール委員会、みたかSCサポートネットの皆様にご協力をいただき実現しました。ありがとうございました。

    訓練に参加する児童の様子


大声コンテストです。危険をいち早く知らせます。


救急救命・AEDの体験です。実際の場面では、大人に知らせて助けを求めることになります。
三小では、消防署の指導で6年生が学習します。今日の発表でも6年生が「大人に知らせることが大切、自分たちにもできることがあると思えるようになった」と話してくれました。


応急救護訓練です。四中のお姉さんに手当てを受けています。優しく頼もしい四中生。四中でも防災学習に取り組んでいます。

    展示パネル


第三小学校の防災学習の取組については、三小の教員が作成しました。三鷹中央学園の取組については、サポートネットの皆さんが作成しました。
三小校舎1階の職員室前に展示しておきます。学校公開等でご来校の際には、ぜひご覧ください。
児童が発表時に使用したパネルの拡大画像は、こちらからどうぞ。
1年生の取組(JPG:3,350KB)
2・3年生の取組(JPG:3,438KB)
4年生の取組(JPG:4,052KB)
5・6年生の取組(JPG:3,560KB)

    地域・家庭と学校が共に進める防災学習
次の学校公開日には、1・2年生が防災の授業を実施します。1年生は、授業で学んだ災害への備えについて、自分の家での備えを家庭学習し、また授業で学びます。保護者の方、地域の方からのお話もうかがいます。この授業は、3年前からコミュニティ・スクール委員会とサポートネットの協力を得て、授業計画から何度も話し合いつくり上げてきました。このように、地域・家庭と学校が一緒につくる授業です。保護者の皆様も一緒に学びましょう。

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更新日:2024年10月07日 16:02:54